最新のマネーハック、それがソーシャルレンディングです。ここでは、ソーシャルレンディング攻略のために、攻略法の基本と、ソーシャルレンディング事業者ごとに取り扱っているファンドの特徴を紹介します。

マネーハックの最新トレンドは?

ソーシャルレンディングを効率的に攻略していくために、マネーハックの目的や、ソーシャルレンディングの特徴について紹介します。

そもそもマネーハックとは?

マネーハックとは、マネー(お金)とライフハック(効率的な仕事術)をあわせた造語です。より豊かな生活のために、資産を効率的に運用する方法のことを指しています。超低金利政策が続く、現在の日本では資産は眠らせておかずに、積極的に運用していくことが必要です。余裕を持ったライフプランを立てるために、新しいマネーハックに取り組んでいきましょう。

話題のマネーハック、ソーシャルレンディングとは?

マネーハックの方法として、近年評判になっているのがソーシャルレンディングです。ソーシャルレンディングの特徴は、主に3つに分けることができます。

1つめの特徴は、利回りが高いこと。ソーシャルレンディングの利回りは、4~10%程度が一般的です。0.001~0.15%が一般的な銀行預金による利息や、0.05%ほどの個人向け国債と比べると、かなり高い利回りであることが分かります。

2つめの特徴は、案件が選びやすいこと。ソーシャルレンディングでは、各事業者が設定したファンドに投資を行い、そのファンドが借り手企業へと融資することで利益を得ます。融資先の社名は、法律により匿名とされていることが特徴です。ファンドは事業者ごとにいくつか用意されており、融資先の業種や予定利回り、担保の有無などの情報が掲載されています。他の投資と違い、銘柄などの専門的な知識を必要としないため、初心者投資家でも参入が容易です。最低投資額も1万円から可能なことが多いため、リスク回避のため分散投資を行いたい投資家の希望に沿っています。

3つめの特徴は、細かな値動きを気にしないで済むこと。株式投資やFX、仮想通貨などの売買は値動きの変動が大きいため、常に市場に張りつき、動向を判断する必要があります。成功すれば大きなリターンが得られる一方で、失敗するリスクも大きいため、安定的なマネーハックには向いていません。それに対して、ソーシャルレンディングでは1度投資すれば、運用期間が終了して投資金が償還されるまで事業者によって運用されます。そのため投資家個人が運用中に何かする必要はなく、手間のかからない運用が可能です。

パフォーマンスのグラフ

ソーシャルレンディングの攻略ポイント

ソーシャルレンディングには、基本となる7つの攻略ポイントがあります。ソーシャルレンディングでマネーハックを成功させるために、詳しく把握しておきましょう。

1.目標金額を立てておく

マネーハックでは、あらかじめ目標金額と投資に回せる金額の基準を立てておくことが重要です。「利回りが高いから儲かりそう」など、曖昧な基準で投資先を選ぶと、十分な金額を稼げなくなってしまうかもしれません。目標金額を立てる基準としては、普段の生活に必要な資金、将来使う予定が決まっている資金、そして投資用に回せる余裕資金のバランスを考えることが重要です。毎月の生活で使う資金とすぐ先で使う予定の資金を除いて、いくらを投資に回せるかを考え、その資金でどれだけのお金をいつまでに増やしたいのか、というプランを立てておきましょう。

2.手数料も計算に入れる

ソーシャルレンディングを始めるときは、投入する資金額だけではなく、手数料も考慮して計算することが必要です。1回ごとの手数料はそれほどでもないように思えても、何度も繰り返し取られていると、思わぬ金額になっていることもあります。なかでも特に重要なのが、出金手数料です。例として、メガバンクから他の銀行へ3万円以下の送金をする場合、1回540円の手数料がかかります。もしも1万円など少額投資をしている場合、月々の分配金よりも手数料の方が高くなってしまう可能性すらありえるため注意が必要です。そのため、ソーシャルレンディングを始めるときは、出金手数料が低い、もしくは無料で利用できる事業者を選ぶと良いでしょう。

3.運用期間を重視する

ソーシャルレンディングは運用期間が決まっており、短いものなら1ヶ月、長いもので3年ほど運用する案件もあります。運用期間が長いほど、受け取れる分配金が多くなりますが、資金が拘束される期間も長くなるため、計画的な投資が必要です。基本的にソーシャルレンディングでは、途中で資金を引き上げることができません。そのため、運用期間中に別の投資先を見つけても、資金を回すことができないことに注意が必要です。また、運用中に返済が滞ったり、貸し倒れが発生したりといったトラブルも考慮しなければいけません。そのため、リスクを低く抑えるなら短期間運用の案件を選び、分配金の多さや再投資にかかる手間を重視するなら、長期間運用がおすすめです。また、融資先の財政状況によっては、予定されていた運用期間よりも早く償還される場合があります。

4.次の投資先に注目しておく

効率的なマネーハックのためには、投入していた資金が償還されたら、そのまま遊ばせずに再投資することが重要です。人気のあるファンドの募集はすぐに枠が埋まってしまいます。さらに、それまで投資していた事業者とは別の事業者の案件を選ぶ場合、口座開設などに時間を取られるため、前もって準備しておくことが必要です。そのため、投資した資金が償還される前から、次に投資するファンドを見繕っておく必要があります。特に短期間運用の案件に投資している場合、予定よりも早く償還される可能性があるため、先を見越した運用が必要です。

5.担保・保証があるか確認

投資ではリターンだけではなく、リスクも考慮しなければいけません。ソーシャルレンディングの場合、融資先の資金が滞ったり、貸し倒れが発生したりする可能性があります。これらのリスクに対処するためには、その案件に担保が設定されているかどうかを確認しておきましょう。担保が設定されている場合でも、融資金額よりも担保の評価額が低い場合、補填される金額も低いものになってしまう可能性があります。また、設定時は十分な評価が得られていた担保でも、評価額が値下がりする可能性も考慮することが必要です。

こうしたリスクを回避するためには、担保の正確な評価を下せる事業者を選びましょう。また、担保がなくリスクが高い代わりに、高利回りに設定している案件もあります。こうした案件を選ぶ場合は、運用実績を確認し、リスクを考慮した上で投資するかどうか判断しましょう。

6.1つの投資先に絞りこまない

投資のリスクを最小限に抑えるためには、1つの投資先に絞りこまないようにすることが重要です。1つのファンドに投入すると、貸し倒れが起きたときに多くの資産を失ってしまう可能性があります。ソーシャルレンディングは1口ごとの最低投資金額が低く、現在では事業者の数も20社を超えているため、分散投資はそれほど難しくありません。基本的に投資することができれば、管理の手間もほとんどかからないことも分散投資を始めやすい追い風になっています。

分散投資をするときのポイントとして、別のファンド・事業者を選ぶだけではなく、融資先の業種も分散させましょう。例として、不動産業界への融資は、融資先が所有している不動産が担保となっていることが多いため安全性が高く、人気の案件です。しかし、市場の変化や法律の改正により、不動産価値が急落する可能性もゼロではありません。あらゆるリスクに備えるために、多様な案件に散らばるようにすることが重要です。

また、過去に投資したことのあるファンドや、同じような融資先を選ばないために、投資した案件名はリストに控えておくと良いでしょう。

7.事業者リスクをみきわめる

融資先の倒産だけでなく、事業者の倒産も考えられます。投資案件を取り扱う事業者は、投資家から預かった資金を隔離して補完して業績が悪化しても守られるようにしています。ですが、絶対に安全とは言い切れません。評判の怪しい業者や過去に管理体制で問題の合った業者は避ける、もしも投資する場合は資金を少なくするなど対応しましょう。
事業者リスクを見極めるポイントとして、グループ企業や出資会社の信頼度を見る方法があります。例えば、SBIソーシャルレンディングは上場企業のSBIグループが運営、オーナーズブックも上場企業のロードスターキャピタルの運営です。こうした企業であればある程度管理体制もしっかりしていると考えられます。

また、業界でどのようなトラブルが発生しているのか情報収集をするようにしましょう。業務改善命令で運営を継続できるケースもありますが、最悪の場合ファンドすべてが継続できなくなるかもしれません。
2019年3月にはラッキーバンクが行政処分を受け、金融商品取引業: 関東財務局長 (金商) 第2807号としての登録を取り消されました。

参考:ラッキーバンク・インベストメント株式会社に対する行政処分について

こうしたトラブルの情報をなるべく早く集めて、リスクを事前に察知しましょう。

8.キャンペーンを活用する

多くの個人投資家を集める必要があるソーシャルレンディングでは、キャンペーンが開催されていることがあります。主な内容は、キャッシュバック、ギフト券や案件に関連する優待券のプレゼントなどです。キャッシュバックは現金、仮想通貨、自社ポイントなど、各事業者によって違います。キャンペーンは、期間限定であるため最新情報に注意しておきましょう。

9.分配・償還方法に注意

ソーシャルレンディングでは3つの分配方法があります。1つは元本一括返済です。これは多くの事業者が採用している返済方法で、毎月分配金が支払われ、元本は最終月に償還されます。
2つ目は元利均等返済です。この方式は比較的長期の案件で採用されることがあります。分配金と元本が毎月合わせて償還されるので、毎月同額のリターンを得られます。
3つ目は満期一括返済で、こちらは分配金と元本が運用最終月にのみ償還される方式です。
それぞれ資金が戻ってくるタイミング、1回に支払われる額に違います。「まとまった額が入ってこない」「次の投資へのタイミングがずれてしまった」ということにならないよう分配方式はしっかりと確認しましょう。

10.キャンセルできるタイミングは事業者によって異なる

募集が締め切られ、実際に運用が始まると投資のキャンセルは受け付けられません。一方で、運用が始まる前、募集期間中であればキャンセルできる場合もあります。登録している事業者のサイトの案件詳細画面などから、投資予約キャンセルができないか確認してみましょう。また、キャンセルできる場合でも基本的に一部資金のみキャンセルといったことはできません。再投資する場合も一度全額引き落として希望する案件に振り分けてください。
ただし、事業者、案件ごとにキャンセルの可否が異なります。しっかりと案件の内容を確認してから入金しましょう。

注目ファンドの情報

各事業者とファンドの特徴

ソーシャルレンディングでマネーハックを成功せるためには、各事業者とファンドの特徴を知っておくことも重要です。ソーシャルレンディング業者と、各事業者が運営しているファンドを紹介します。

SBIソーシャルレンディング

大手金融グループとしては、国内で初めて参入した古参のソーシャルレンディング事業者です。登録、販売、分配金の手数料が無料なこととで、不動産担保、カンボジア人研修生、エネルギーなど選べるファンドの幅が広いことが特徴です。

・SBISL不動産担保ローン事業者ファンド

不動産担保ローン業者へ融資を行うファンドです。1口1万円から投資することができます。予定利回りは3.2~4.7%と低めの設定です。しかし、融資先が扱う不動産を担保としているため、安全性が高く、創業以来高い人気を誇っています。運用期間は約14ヶ月です。

maneo

国内初かつ最大手のソーシャルレンディング事業者です。最大手だけあり、案件の種類が豊富であり、さらに他者ファンドの紹介も行っていることが特徴です。

・事業性資金支援ローンファンド

複数の借り手企業に対して、運転資金などを融資するファンドです。最低投資金額は、1口4万円からです。予定利回りは6.2%で、運用期間は約23ヶ月です。担保・保証はありません。

J.LENDING

パチンコホールへの融資業を行う、JALCOホールディングスグループが運営しています。JASDAQ上場企業の系列であることと、ソーシャルレンディングとしては珍しく、最低投資金額が50万円と高額なことが特徴です。

【事業者F社向け第1弾】 不動産担保ローン

J.LENDINGは募集されている案件が少ないため、現在は募集停止中の最新案件を紹介します。東京都内で貸事務所運営を行う企業への貸付案件です。最低投資金額は50万円で、以降は10万円単位で投資することができます。予定利回りは4.0%で、運用期間は約6ヶ月です。保証として、借りて企業の代表者が連帯保証人となっています。

ソーシャルレンディングで資産を運用しましょう

ソーシャルレンディングは、初心者からベテランまで参入しやすいマネーハック方法です。基本の攻略法と、各ソーシャルレンディング事業者やファンドの特徴を知り、安定した資産運用を目指していきましょう。

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